6月28日が貿易記念日の理由を調べてみた

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暦をみていたら6月28日は貿易記念日だとか。

何で6月28日なんだろうと思ってググってみたら、江戸時代に横浜、長崎、箱館(函館)の3港での貿易を許可することを公布した日なのだとか。

あれ最初の開国って下田じゃなかったっけ? という疑問が頭をもたげ年表をひもとき、何故6月28日が貿易記念日なのか調べてみました。

江戸時代の鎖国から開国

江戸時代は、よく知られている通り、幕府成立後、キリシタンを追放して鎖国令をだし、長崎の出島でのみ、オランダと中国とのみ貿易を行いました。

長い鎖国時代の始まりです。

朝鮮通信使との交流などもありましたが、正式に許されたのはオランダと中国。

 

司馬遼太郎が、確か「街道を行く」に、大変印象深い表現で表していました。

外国とのつながりは長崎の出島に限られ、「暗箱に一点、針で穴を開けたような」という素晴らしい表現です。

 

長い太平の世も幕末が近づき、イギリスで産業革命が起こり、航海技術も格段に進歩し、蒸気船により世界の海が小さくなった時、日本の近海にも、外国船が沢山訪れるようになり、外国船との摩擦がおこりはじめました。

そして、ペリーが太平の眠りをさます蒸気船を引き連れて、やってきたのです。

半ば恫喝的な外交で、大統領フィルモアの親書を渡して帰りました。開国という宿題を日本に残して。

 

さあ大変、江戸幕府では老中阿部正弘を中心に議論を繰り返し、諸大名や庶民そして、それまで政治の外に置かれていた朝廷にも意見を求めたのです。

 

朝廷に意見を求めたこの一事は、江戸幕府成立時の朝廷には政治に介入させないという思想をくつがえし、朝廷が政治の表舞台にたつきっかけを与え、幕府が滅びる爆弾の導火線に火をつけることになったのです。

後世ふりかえれば、明治という新しい時代に舵を切ることになった、大きなターニングポイントでした。

 

それはさておき。。

ペリーとの間で日米和親条約が結ばれ、下田と函館が開港されました。

そう、あれ?と思ったのはここだったのですが、ペリーは捕鯨船の物資補給が目的だったのですね。

 

貿易という事では、続いて1856年にハリスが、修好通商条約締結のために来日したところとのるわけでした。

大河ドラマ西郷どんの最近の物語ですね。

 

大老に就任した井伊直弼は、将軍継嗣問題で対立していた慶喜擁立派を安政の大獄で一掃。

そしてハリスとの交渉は、朝廷から勅許を得ぬまま、日米修好通商条約を締結するのです。

そして同様の条約を、イギリス、フランス、オランダ、ロシアの五か国とも結んだのでした。

憎まれ者の井伊直弼は、桜田門外の変で暗殺。。

 

そして1859年に、開港していた下田を閉鎖し、横浜と函館、長崎が開港され、貿易が始まったわけです。

納得です。。

まさに近代の貿易が始まったわけですね。

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鎖国が醸成した江戸の精神と文化

少々話は脱線しますが、開国は後世からみれば必然的な流れ、鎖国の時代は、国の発展を遅らせた旧弊たる時代に思えます。

明治に新しい世が生まれ、否定された江戸時代ですが、でも実はとても優れた時代だったのではないでしょうか。

 

戦国の世が平定され、津々浦々まで幕府の目が届く平和な世が出来ました。

日本の辺境であれ藩という組織で治められ、恐ろしく識字率の高い国になり、文化が毛細血管の隅々まで行き渡り、太平の時代に日本人の精神と文化が形作られました。

その育まれた精神性自体が、そのまま明治の原動力となったのではないでしょうか。

 

明治という世界史的にも奇跡の革命をなしとげた明治は、江戸という時代が産み落としたものだったのではないでしょうか。

 

幕末、パリ万国博覧会に展示した日本の芸術に触れた、鋭敏な感受性を持った若い芸術家たちに、ジャポニズムという発想の転換をもたらし、西洋近代美術にまでも大変大きな衝撃を与えました。

日本人として誇るべき歴史です。

まとめ

貿易記念日である6月28日は、日本が公に海外に目を向けるようになったエポックメイキングな出来事でした。

しかしそれは不平等条約という遺品として江戸幕府が明治政府に残した課題となり、条約の改正に大変な労力を要することとなりました。

そしてその後は近代史の示す通りです。貿易国家として大国の一つとなり現在の原点となったのがこの開港でした。

6月28日の奥にある大きな意味と当時の人々の事績に思いをはせ、貿易国家として反映することになるに至った日本の歴史を考えてみたいものです。

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