もうすぐ始まるドラマ「この世界の片隅に」は、キャスト、出演者とも力の入れようが伝わってきて大変楽しみです。
ドラマが始まる前に「この世界の片隅にの舞台、軍港、呉市はどんなところか?」調べてみました。
呉市とは
戦時中軍港として有名だったこの港町は、原爆の投下された広島市と接しています。
現在人口は、広島県内で福山市に次ぎ3番目22万人の人口の街です。
天然の良港で、昔は瀬戸内海の水軍、「村上水軍の娘」がベストセラーとなりましたが、あの村上水軍の一派が根城にしていたそうです。
明治に入ると、呉鎮守府という海軍の根拠地が開庁され、重要な軍港となりました。
呉といえば、戦艦大和を思い浮かべる方も多いでしょう。戦前にはこの呉の海軍工廠で戦艦大和など数々の軍艦が建造されています。
日本で鉄といえば出雲が有名ですが、立地的にも出雲に近く、国内の良質な鉄材が調達でき、先端的な軍需鉄鋼研究の拠点となったのです。
このような軍事的重要拠点ですから、太平洋戦争も末期になると米軍の空襲を受けることとなり、大きな被害を受けています。
戦後鉄鋼関係や造船の技術は、大手の鉄鋼メーカーや造船会社へ引き継がれ、軍事的には海上自衛隊に引き継がれています。
数々の物語の舞台に
日本の重要都市であった所ですから、数々の物語の舞台となっています。
映画では、「この世界の片隅に」の他にも、まさに、戦艦大和を描いた、「男たちの大和」をはじめ、あの深作欣二監督の「仁義なき戦い」なども、呉が舞台です。
ちょっと横道にそれますが、仁義なき戦いの有名なオープニング、衝撃的な原爆のキノコ雲にタイトルがあらわれます。戦争という巨大な暴力の時代が背景にあるのです。
現代ものでは「海猿」の舞台で、実際に呉でロケが行われています。
呉氏へのアクセス
JR広島駅から呉駅まで快速電車で約30分。
車なら広島市中心部から約40分の距離です。
広島都市高速・仁保出入口から広島呉道路「クレアライン」を経由、呉ICで下ります。
地道で行くのなら国道2号、31号を経由し約55分で行くことが出来ます。
大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)
明治以降の「呉の歴史」、近代化の礎となった造船、製鋼を始めとした各種の「科学技術」が紹介されています。
館内には、10分の1サイズの戦艦「大和」が展示されています。
又、本物の零式艦上戦闘機や人間魚雷「回天」、特殊潜航艇「海龍」など見ることが出来ます。
屋外には、戦艦「陸奥」の主砲身があり、又大和の大きさを再現した公園もあり是非立ち寄りたいところです。
入館料
一般(大学生以上)/500円(400円)
高校生300円/(200円)
小・中学生200円/(100円)
※( )内は20人以上の団体割引料金
開館時間
9時00分~18時00分(展示室への入室は17時30分まで)
休館日
火曜日(祝日の場合は翌日休館)
7月21日~8月31日と12月29日~1月3日は無休
カレー
「呉海自カレー」海上自衛隊呉基地所属の艦艇内で隊員が食べているカレーを市内で食べることができます。
海上自衛隊では多くの部隊で毎週金曜日の昼食はカレーだそうです。
このカレーを海上自衛隊の調理員から直接作り方を教わり,さらに艦長からお墨付きをっもらったものです。
まとめ
いかがでしたでしょか?「この世界の片隅にの舞台、軍港、呉市はどんなところか?」広島市からもすぐ近くの距離、日本の近代をまさに体現している呉へ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
又すぐ足を伸ばせば、江田島があります。ここには旧海軍兵学校海上自衛隊第1術科学校の見学も出来、一見の価値ありです。NHKのスペシャル大河、「坂の上の雲」のロケ地にもなりました。
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