落差350mと日本屈指のスケールを誇る称名滝。
立山連峰を源流とし、弥陀ケ原台地あたりから一気に4段で流れ落ちるその豪壮な姿は、春の雪解け期や夏の新緑も魅力ですが、秋には滝と紅葉が織りなす風景が特に格別です。
この記事では、2025年の紅葉見頃予想、混雑傾向・対策、駐車場やアクセス情報などを整理してお伝えします。
目次
富山称名滝の紅葉2025の見頃
例年、称名滝周辺の紅葉は「10月下旬~11月上旬」がピークとされています。
🍁 2025年の紅葉見頃予想
ウエザーニュースによると、称名滝の紅葉は10月29日頃から見頃を迎え、11月10日頃から落葉が始まる見込みです。
ただし、気温や天候によって前後する可能性があるため、
お出かけ前には最新情報をチェックするのがおすすめです
滝の概要と名称の由来
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落差:350 m(4段構成)
‐ 第1段:70 m、 第2段:58 m、 第3段:96 m、 第4段:126 m -
国の名勝・天然記念物に指定されており、その壮観さは日本の滝の中でも特に評価が高いです。
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名称の由来には、法然上人がこの滝の轟音を「南無阿弥陀仏=称名念仏」に聞こえたという伝承もあります(伝説的な説話として紹介されることが多いです)。
秋の紅葉シーンでは、滝の白さと赤・黄の木々とのコントラストが映え、特に滝見台からの眺めは圧巻とされます。
なお、春~初夏には大量の雪解け水で滝の水量が増し、隣接する「幻の滝・ハンノキ滝」が流出することもあります。
遊歩道を歩く道中も、称名川沿いや渓谷の紅葉が徐々に色づいており、散策自体も楽しみのひとつです。
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彩る木々は、ブナやナナカマド、ヤマブドウ。
自然豊かなこの地は、平成24年(2012)には、「立山弥陀ケ原・大日平」がラムサール条約湿地に登録されています。
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富山称名滝の混雑傾向と訪問のコツ
混雑の傾向
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紅葉シーズンの週末や祝日、特に10月末~11月初頭は混雑が激しくなることが見込まれます。立山町観光協会も、10/29・30の土日は混雑を予想している案内を出しています。
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午前中(9時前後)なら駐車場も比較的余裕があるとの口コミもあります。たとえば、10月中旬の土曜訪問を想定した質問で、「午前9時ごろならそれほど混んでいない。駐車場満車になる可能性は低い」との口コミも。
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ただし、昼前後~午後には駐車場が満車になったり、遊歩道でのすれ違いによる渋滞が発生したりするケースも見られます。
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称名滝付近のゲート前や道路上での交通渋滞も予測されます。ナビタイム等で渋滞予報を確認しておくと安心です。
混雑を避けるためのヒント
時間帯 | 狙いどき | 注意点 |
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早朝(7:00~9:00) | 混雑が少なく、駐車場確保もしやすい | ゲート開門時間を過ぎてからの到着が望ましい |
平日 | 土日よりはゆったり見て回れる可能性高 | ただし紅葉シーズンは多少の訪問者はある |
夕方(15:00以降) | 帰路に向かう人が多くなる前に散策可 | 通行締切時間に注意(夜間通行止めに入る場合あり) |
また、混雑ピーク時には、遠い駐車場に停めて歩く選択肢を頭に入れておくと安心です。滝見台近くの駐車場が満車なら少し手前に回ることを検討しましょう。
駐車場・通行規制・遊歩道
駐車場・収容台数・配置
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駐車場は無料で、合計 約245台~250台程度 を収容できるとの情報があります。
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駐車場はいくつか段階的に配置されており、滝に近い第1駐車場(称名平駐車場)から順に満車になることが多いようです。
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混雑時には、遠めの駐車枠に回されるケースもある様子。
通行・開門時間・遊歩道
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桂台ゲート~称名平駐車場区間および称名平駐車場~滝見台園地区間は、4月28日~11月には通行可能。ただし 夜間や荒天時は通行止め となります。
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開門時間(通行可能時間):午前7:00~午後6:00(4~6月、9~11月)
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遊歩道(駐車場~滝見台園地まで)の所要時間は 片道30分程度 が目安。上り坂もあるため、歩きやすい靴・体力を考慮しておくとよいです。
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トイレは駐車場付近および滝見台近くに設置されているとの案内あり。
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遊歩道エリアは中部山岳国立公園内に位置するため、植生保護の観点から 歩道外への立ち入り禁止 が徹底されています。
アクセス
■地図
公共交通機関(バス利用)
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富山地方鉄道「立山駅」から、称名滝探勝バス(直行便)で約15分、終点下車、そこから徒歩で遊歩道を進むルートがあります。
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バス本数は1時間に1本程度という案内も見られ、便数が多くはないため時刻を事前に確認しておく必要があります。
自家用車・レンタカー
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北陸自動車道「立山IC」から県道を経て約30~50分ほど(天候や道路状況で変動)との情報あり。
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桂台ゲート~駐車場区間は通行可能時間に規制あり(7:00~18:00など)。通行時間外の進入は不可になりますので、時間に注意が必要です。
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夜間・荒天時には通行止めになる区間もあるため、最新の交通規制情報をチェックしてから向かうようにしてください。
写真・撮影のポイント
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称名滝は西向きの滝であるため、午前中は逆光になりやすいという情報もあります。 takibito.sakura.ne.jp
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午後には滝と紅葉が順光で映える時間帯もあり、光の具合で風景の印象が大きく変わることがあります。
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滝見台近辺や遊歩道途中、木々の彩りと水流を絡められる構図も狙いどころ。
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滝のスケールを捉えたい場合は広角(例:16〜24mm相当)と、紅葉の質感を切り取りたい場合は中望遠(70~200mm程度)を使い分けるとよいでしょう。
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混雑時は三脚使用が他の人の邪魔になりやすいため、端の場所で短時間利用するか、手持ちで素早く構図を決める工夫を。
まとめ&チェックリスト
称名滝の紅葉は、10月下旬〜11月上旬にピークを迎え、滝と紅葉のコントラストが楽しめるおすすめシーズンです。
混雑を避けるには早朝出発・平日訪問が有利で、駐車場や遊歩道の歩行時間も見込んで計画を立てることが大切です。
最後に、訪問前に確認しておきたいチェックリストを載せておきます:
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紅葉情報・最新の状況(町観光協会、SNS)
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通行規制・開閉時間(桂台ゲート、遊歩道区間など)
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称名滝探勝バス時刻(公共交通利用時)
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駐車場の空き状況・満車時の予備駐車場候補
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歩行に適した靴・服装・防寒具
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混雑を避ける時間帯(早朝または夕方)
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