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あなたが「生涯苦難と闘った音楽家は誰?」と聞かれたら?
十中八九ベートーベンの顔を思い浮かべるでしょう。
音楽家の耳が聞こえない事は死に等しい。
そんな中で、なぜあんなに沢山の名曲を産み出したのでしょう?
ベートーベンの名言を味わう
私は何度も絶望し、もう少しで自殺するところだった。だが、彼女が… 芸術が… 引き止めてくれた。私は、自分に課せられていると思っている創造を全てやり遂げずに、この世を去るにはいかないのだ。
1つ目。
自殺を考えていた事がうかがえますね。
実際ハイリゲンシュタットの地で遺書が綴られています。
しかし死の縁で、生きる使命に引き戻され、苦境を克服する力を与えたのです。
メメントモリ。
ミスチルの歌にも出てくる言葉。人は死ぬことを忘れるな。
死を思い生の意味を考える
さて、死と反対にある、あなたの使命を考えてみましょう。
次の言葉には生きる力がみなぎります。
今、運命が私をつかむ。やるならやってみよ運命よ!我々は自らを支配していない。始めから決定されてあることは、そうなる他はない。さあ、そうなるがよい!そして私に出来ることは何か?運命以上のものになることだ!
2つ目
運命と闘う意思に溢れています。
でも、はたして常にそうだったのでしょうか。
そう思ってみれば、心折れそうな自分の気持ちを絶ち切っているように思えます。
不幸にあれば、ついネガティブな言葉も口にしたくなるでしょう。
「もうダメだ」「お先真っ暗だ」。
でも最後は「できる」と、ポジティブな言葉に置き換える。世界は劇的にシフトします。
ベートーベンは死の縁から立ち上がったあと、傑作の森と呼ばれる時代に入ります。
続いて不幸をどのようにとらえていたのかみてみましょう。
人間はまじめに生きている限り、必ず不幸や苦しみが降りかかってくるものである。
しかし、それを自分の運命として受け止め、辛抱強く我慢し、さらに積極的に力強くその運命と戦えば、いつかは必ず勝利するものである。
3つ目
生きている限り不幸はつきもの。
ことに最近は情報革命によって、技術革新は倍々に加速。
変化にともない企業も短命になっています。
一生のうち一度や二度の失業経験も当たり前と思わなければならないでしょう。
ということは、より個人の力が、つまりは本質を掴む地道な努力が求められています。
例えばビジネスにおいても、なぜ売れるのか本質をしっかり理解し、行動していなければ、運命に翻弄されてしまいます。
逆境に関する名言をみてみましょう。
真に称賛できる人物とは、逆境に直面したときに、自分の生き方を貫ける人間なのだ。
4つ目です。
逆境こそまたとない学びのチャンス。
使いふるされた言葉ですが、苦労は買ってでもせよとはそのとおりです。
逆境を克服すれば、そのノウハウは、あなた自身の唯一無二の価値となります。
気がつけば、社会から感謝される存在になっています。
幸福とは何なのでしょう。
困難な何事かを克服するたびごとに、私はいつも幸福を感じます。
5つ目
お金持ちになって立派なタワーマンションで贅沢な生活をする。
勿論幸せの一要素に違いありませんが、そこにゴールがあるのなら、満たされないものが残るでしょう。
マズローによれば、人間の欲求は生理的な欲求にはじまり、もっとも奥に自己実現欲求があるといいます。
今のあなた自身と、本来あなたがなりたいあなた自身のギャップを克服することです。
ベートーベンの自己実現欲求とは何だったのでしょう。
おまえは、もう自分のための人間ではありえない。ただ、他人のための人間でしかありえない。
6つ目
ベートーベンの自己実現欲求は、他人のための人間であるというところにあったのではないでしょうか。
苦難を克服できたのも、他人のためというマインドがあったからでしょう。
ユングの心理学では人間の心の底には、人類共通の無意識が存在するそうです。
他人のための行動は連鎖し、関係を広げます。
自分の為ではなく他人の為、ビジネスでは顧客に視点が向いた時、成功を呼び込むのです。
続いて存在についての言葉です。
あなたは偶然生まれた存在だ。そして千人もの王子が存在するが、ベートーベンは一人だけだ。
7つ目
あなたは広い宇宙で唯一無二の、孤独な存在です。
あなたは自分自身が好きですか?
自己実現のためにはあなた自身を愛さなければなりません。
あなたは広い宇宙で唯一無二の、愛しい存在です。
アウトプットする事。
なぜ私は作曲するのか?それは、私が心の中に持っているものは外に出なければならないからだ。ゆえに私は曲を書く。
8つ目
天才の頭の中には音楽が泉のように溢れていたのでしょうか。
アウトプットをして初めて実現へと動き出します。
アウトプットするためには当然インプットが必要です。
天才ベートーベンも天才性とともにインプットを呻吟しつつ新しいアウトプットを生み出しました。
天才でない大部分の人たちは、さらにインプットがなければアウトプットがあり得ない事は当然の事。
常に学び経験し心を豊かにし続ける事です。
雄々しく生きる言葉です。
神がもし、世界でもっとも不幸な人生を私に用意していたとしても、私は運命に立ち向かう。
9つ目
ベートーベンの自信に満ちた決然とした姿が浮かんできます。
不幸は辛く苦しいでしょう、誰にもその辛さは伝える事は出来ないでしょう。
しかしその不幸を超えた数だけ、あなたは強靭になります。唯一無二のあなたが作られてゆきます。
そして、気が付かぬうちにあなたの価値は大きなものとなっているのです。
あなたの価値を求めている人がいるのです。
最後はあの有名な言葉です。
苦悩を突き抜ければ、歓喜に至る。
10個目
あまりに有名な名言の前後は次の通りです。
「私たちは、ひたすら悩むために、そして歓喜するために生まれついているのです。最善なのは、苦悩を突き抜けて歓喜にいたることでしょう」
もはや聞こえなくなった耳。
そんな中で作曲した「歓喜の歌」が体現しています。
苦悩の先には、自分の存在価値を知り、人々と共にある歓喜が待っているのです。
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ベートーベンの名言があなたの心の糧となりますように
ベートーベンの10の名言をご紹介しました。
ベートーベンは気難しい、付き合いにくい印象を与えましたが、多分に耳が聞こえない為でした。
それはそうでしょう。
音楽家にとって致命的な事実は隠さなければならなかったでしょう。
他人との関係性は希薄にならざる得ません。
孤独に一人耐えるしかかなく、どれほど辛かったことか。
しかしある日意を決して、あまりに大きなハンデをもって創作に向かい、遂に音楽史に「楽聖」と呼ばれるほどの業績を残しました。
人間が奇跡を成し得る事を証明する名言は、音楽と同等に貴重な遺産です。
これらの言葉があなたの心の糧となりますように。
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