【バンコクの正式名称】長さが123文字も!日本語の意味と意外な起源

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「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタ ヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニ ーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」

バンコクの正式名称です。実に123文字もあります!

この記事でわかること
・バンコクの正式名称123文字、日本語の意味は
・なぜ正式名称がこんなに長いのか
・「バンコク」は実は外国人の呼び名。なぜそうなったのか。

 


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長い【正式名称】の日本語の意味は?

「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヴァカルマン神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、天使の都。」

これが日本語の意味です。

大変長い、しかし何と神々しく自信すら感じさせる名前でしょうか。

 

【バンコクの正式名称】がなぜこんなに長いのか?

長い正式名称の名付け親は、ラーマ1世(在位1782~1809)。

現在のタイ王朝(チャクリー王朝)の祖です。

前王朝(トンブリー王朝)を滅ぼし、国王になると新たな首都を建設しました。

その首都こそ123文字もある長い名前がつけられたのです。

「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタ ヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニ ーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」

 

この名前、実は詩なのです。

ラーマ1世が乱れた世を鎮め、新しい都に対して王の思いを込めたものだったのです。

あらためて日本語の意味を見てみましょう。

「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヴァカルマン神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、天使の都。」

ラーマ1世の平和への思いが伝わってきますね。

 

実は【バンコク】は外国人の呼び名

ところでこの長い正式名称をよくみると、「バンコク」の文字がありません。

「クルンテープ・プラマハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタ ヤー・マハーディロックポップ・ノッパラット・ラーチャタニ ーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット」

タイでは、このあまりに長い正式名称から最初の部分「クルンテープ」(天使の都)をとって通称名称としています。

クルンテープに続く文字「プラマハーナコーン」もつけて、「クルンテープ・プラマハーナコーン」とも呼ばれています。「バンコク」ではない?

 

実は「バンコク」の名は外国人が使う名称だったのです。

それはちょうど日本の事を外国人がジャパンと呼ぶのと似ています。

 

なぜ「バンコク」の名前が外国に広まったのでしょうか。


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なぜ外国人は【バンコク】と呼ぶようになった?

「バンコク」は、タイ語の発音では「バーン(グ)コーク」といいます。

「バーン(グ)」とは水辺の村を意味し、「コーク」は「アムラタマゴノキ」というオリーブによく似たウルシ科の樹木「マコーク」を意味しています。

なぜ「バンコク」と呼ばれるようになったのか?

一説によれば、その昔アユタヤ王朝時代に駐屯していたポルトガル人の傭兵が、都の名を聞くつもりで「ここの地名は?」と現地の人に聞いたところ、かえってきた答えが「バンコク」だったというのです。

つまり、自分たちの村の名を答えたのでしょう。

言葉の行き違いで誤った名前が外国に広まり、「バンコク」で知られるようになったのです。

 

 

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