6月30日は夏越の祓、その由来と神社について

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2018年は、まもなく半分が過ぎようとしていますね。

まさに光陰矢のごとし、私の頭のなかでは、ついこの間、初詣のお参りをしたばかりのような気がするのですが。。

 

ところで、丁度一年の半分にあたる6月の末に、半年分のケガレを祓う「夏越しの祓」をご存じでしょうか。

夏越しの祓えとは

年末に行われる「年越しの祓」と対になる行事で、祓によって心身を浄めて、新しい年を迎えるのが「年越しの祓」、お盆を迎えるのが「夏越しの祓」で厄をおとすのです。

 

厄落としの方法

■茅の輪くぐり

神社の境内で、草で編んだ大きな輪を見ることがありますよね。

これはチガヤという草で編まれたものです。

この輪をくぐる事で厄払いするのですが、お作法があります。

 

「水無月の夏越の祓擂る人は、千歳の命延ぶというなり」

と唱えながら左回り、右回り、左回りと8の字を書くように三度くぐるのです。
(神社により作法は異なります)

 

茅の輪くぐりは、ひとつの神話から生まれました。

その昔、武塔(むとう)の神が、旅の途中ある村で一夜の宿を請いました。

その村には、蘇民将来と巨胆将来という兄弟がいました。

裕福な巨胆将来は宿を提供するのを断り、貧しい蘇民将来は、神を精一杯歓待したのです。

 

神は旅の帰りに再びこの村を訪れたのでした。

そして、自分がスサノオノミコトであることを明かしたのです。

そして、自分をもてなしてくれた蘇民将来とその家族に、茅の輪をつくって腰に結びつけておくようにと言って去りました。

 

その後、村に疫病がはやり、蘇民将来とその家族以外は皆死んでしまったのです。

この故事から茅の輪くぐりは生まれたのです。

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■形代流し

その他に形代という、紙で作った人形に、姓名と年齢を書いて、自分の体で撫でます。

自分の汚れを人形に移すのです。

そして川などに流すのです。

地方によっては、藁の人形を使う場合もあるそうです。

 

ところで、なぜ夏越なのでしょう。

夏を無事越すための意味なのでしょうか。

疑問がわき、しらべてみました。

 

6月末は現代の暦では夏の始めですが、旧暦の六月といえば夏の終わりにあたるのです。

夏越とは、祓の儀式を行う季節を表していたのです。

夏越の祓をしてくれるおススメの神社

赤坂日枝神社 https://www.hiejinja.net/index.html

赤坂氷川神社 http://www.akasakahikawa.or.jp/

※先着200名に夏越ご飯が頂けます

神田明神 http://www.kandamyoujin.or.jp/

東京大神宮 http://www.tokyodaijingu.or.jp/

 

※夏越ごはんとは、「夏越の祓」の茅の輪の由来になった、蘇民将来が素盞嗚尊をもてなした料理からきています。

 

「粟飯」の「粟」、「豆」などが入った雑穀ごはんや五穀ごはん、小豆ごはん、茅の輪をあらわした緑や、邪気を祓う赤の夏野菜を使った丸いかき揚げをのせ、百邪を防ぐといわれる旬のしょうがのおろしだれをかけたごはんです。


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