東京都北区・王子駅すぐ――江戸時代に徳川吉宗が桜を植え、庶民に開放して以来、春の桜の名所として愛されてきた飛鳥山公園。
しかし、秋の紅葉も実は魅力満載で、都内でゆったりと紅葉を楽しめる穴場スポットとして近年注目を集めています。
公園内を赤やオレンジ、黄色に染め上げるイロハモミジやトウカエデの景色は、まさに都会のオアシス。週末の散策や家族でのお出かけにもぴったりです。
ここでは、2025年最新版の紅葉の見頃・混雑情報・駐車場・アクセスまで詳しくご紹介します。
目次
紅葉の見頃|11月中旬~12月上旬
飛鳥山公園の紅葉は、例年11月中旬〜12月上旬にかけてピークを迎えます。
朝夕の冷え込みが強い年はやや早めに、暖冬傾向の場合は12月中旬頃まで紅葉が残る年もあります。
園内では、イロハモミジやオオモミジ、トウカエデなど約100本近い樹木が色づき、鮮やかなグラデーションが広がります。
散策路を歩きながら、視線を少し上げると空の青さと紅葉のコントラストが美しい写真が撮れるので、カメラを持って訪れる方も多いです。

混雑傾向|紅葉は穴場で快適
春の桜シーズンは花見客で大混雑する飛鳥山公園ですが、紅葉の時期は比較的ゆったりと楽しめる穴場です。
平日の午前中は人が少なく、写真撮影や静かな散策をしたい方には特におすすめ。
土日でも、午前9時頃までに到着すれば比較的落ち着いて紅葉を堪能できます。
園内には遊具広場や児童公園もあるため、子連れファミリーが多い時間帯は午後です。混雑を避けたいなら朝か夕方を狙うと良いでしょう。
駐車場情報|小規模なので早め到着がおすすめ
園内には普通車約21台、大型車3〜4台を収容できる公式駐車場があります。
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普通車:30分150円
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大型車:30分600円
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身障者用スペースも完備
ただし、台数が限られているため週末は早い時間に満車になることも。特に紅葉のピーク時は周辺のコインパーキングを事前にチェックしておくのがおすすめです。
また、園内には両替機がありませんので、小銭や千円札を用意しておくと安心です。

旧渋沢庭園 渋沢栄一の旧邸跡の庭園。
旧渋沢家飛鳥山邸 晩香廬/青淵文庫 毎週土曜日の午後のみ公開。

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アクセス|公共交通が圧倒的に便利
公共交通機関を使えば、紅葉シーズンの混雑も気になりません。
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JR京浜東北線 王子駅(中央口・南口):徒歩1分
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東京メトロ南北線 王子駅(1番出口):徒歩3分
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都電荒川線 飛鳥山停留場:徒歩1分
駅から徒歩圏内なので、思い立ったら気軽に立ち寄れる点も大きな魅力です。
紅葉と一緒に楽しみたいスポット
飛鳥山公園は紅葉だけでなく、歴史や文化を感じられる見どころも充実しています。
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展望台
高台からは、紅葉とともにスカイツリーや都心の景色を一望できます。 -
あすかパークレール(無料モノレール)
公園入口から高台まで運行しており、徒歩が不安な方や子ども連れにも便利。 -
旧渋沢庭園ライトアップ
2024年は11月下旬〜12月上旬にライトアップが行われ、昼間とは違う幻想的な紅葉が楽しめました。2025年の開催情報はわかり次第追記します。 -
渋沢史料館・紙の博物館・北区飛鳥山博物館
歴史や文化に触れながら紅葉散策ができるのも、この公園ならではです。
おすすめの過ごし方
モデルプラン(約3時間)
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朝9時頃に王子駅到着、静かな時間に紅葉散策開始
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展望台から都心を眺めながらゆっくり写真撮影
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あすかパークレールで楽々移動し、旧渋沢庭園を散策
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博物館を見学して歴史を学ぶ
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帰りは王子駅周辺のカフェでランチやスイーツを楽しむ
紅葉を楽しむポイント
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晴れた日の午前中は光が柔らかく、写真映え抜群
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平日は特に混雑が少なく、落ち着いて紅葉狩りが楽しめる
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夜間ライトアップ開催時は防寒対策を忘れずに
まとめ
項目 | 内容 |
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見頃 | 11月中旬〜12月上旬 |
混雑 | 桜シーズンほどではなく快適、平日は特に静か |
駐車場 | 普通車21台・大型車3〜4台、30分150円/600円 |
アクセス | JR・南北線・都電の各駅から徒歩1〜3分 |
見どころ | 展望台、ライトアップ、渋沢史料館など |
都会にいながら自然と歴史に触れられる飛鳥山公園。2025年の秋は、少し足を延ばして、ゆったりと紅葉に癒やされる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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