こんにちは、ツクです!
明智光秀を主人公にした2020年の大河ドラマは「麒麟がくる」は、間違いなくヒットするでしょう。
演技の上手い長谷川博己さん、朝の連続テレビ小説「まんぷく」の万平さんをはじめ、数々の名演技が光る役者さんですよね。
主人公の明智光秀は、戦国時代の最も面白いところを突き抜けて生きていった人物です。
斎藤道三、朝倉義景、足利義昭、そして織田信長と、間違いなく下克上の戦国時代のエッセンスが詰まったドラマになりますね。
そして明智光秀は歴史上謎の多い人物。
4Kフル撮影、大画面で迫力あるドラマが見てみたいですね。
今からワクワクします。
原作やあらすじ、見所など気になるところですね。タイトルの「麒麟がくる」とはどういう意味なのでしょうか?
「麒麟がくる|原作ネタバレやあらすじ・見所!タイトルの意味由来は?」として纏めてみたいと思います。
それで楽しみな新大河ドラマ麒麟がくるを覗いてみましょう。
麒麟がくるの原作ネタバレは?
原作ネタバレは、ありません。
実は「麒麟がくる」は脚本、池畑俊策さんのオリジナル作品です。
池端俊策さんは、1946年1月7日生まれの大ベテラン、これまで大河ドラマでは「太平記」を書かれ、その他数多くの名作ドラマを産み出していらっしゃいます。
最近印象的だったのは、2016年に長谷川博己さんが夏目漱石役を演じた、「夏目漱石の妻」の脚本を書かれています。
漱石を演じた長谷川さん、演技が光りました。
神経質で片目がピクッと動く、片目の表情で漱石を演じて見せた演技力が印象的。
池端さんの目にも焼き付いていたのかもしれません。
又、この時、主人公の漱石の妻を演じたのが、尾野真千子さんでした。
麒麟がくるでも伊呂波大夫役で登場、「漱石の妻」から池端さんの心のなかで繋がっているような気がしてなりません。
麒麟がくるのネタバレ本は?
「麒麟がくる」は、池端俊策さんのオリジナルですので、原作はありませんが、これまで数多くの作品に明智光秀が登場しました。
原作に代わるネタバレ本として、いくつかのオススメ作品をご紹介してみましょう。
「国盗り物語」司馬遼太郎
何といっても、司馬遼太郎のこの作品でしょう。
1973年の同名大河ドラマの原作です。
前半は斎藤道三、後半は織田信長が主人公で、明智光秀にもスポットがあたり、光秀の視点から多くの部分が描写されて、準主役の存在です。
大河ドラマでは、信長を当時まだ20代の高橋英樹さん、明智光秀を近藤正臣さんが演じ、前半の主役斎藤道三は平幹二朗が演じました。
そして、濃姫は松坂慶子さんでした。
「鬼と人と 信長と光秀」堺屋太一
大河ドラマで明智光秀が印象的だったのは、1996年の大河ドラマ「秀吉」です。
竹中直人さんの秀吉と、渡哲也さんの信長が話題になりましたね。
原作者は堺屋太一さんで、原作のひとつがこの「鬼と人と」でした。
ドラマでも好意的に描かれた光秀で、村上弘明さんの爽やかな光秀が印象的でした。
小説は独白形式で書かれていて、立場の違い、天才と凡才による視点が浮き彫りになり面白いです。
「反逆」遠藤周作
遠藤周作作品に光秀を描いた小説があります。
上下巻、信長に反逆した二人の人物を描いています。
上巻で荒木村重を、下巻で明智光秀を。
この作品の光秀は、オーソドックスで通説通り、出世欲と嫉妬の人物として描かれています。
「覇王の番人」真保裕一
1991年にデビューされた真保さんの比較的新しい小説で、信長は非道な人物として描かれていますが、光秀は心優しい人物として描かれています。
実際、光秀は戦で傷ついたり失くなった将兵な対する心細やかな心配りをしている文書が見つかっています。
読んでみたい一冊ですね。
「明智光秀」早乙女貢
早乙女貢さんは、2008年に亡くなられた大御所の歴史小説家ですが、明智光秀その人を小説に残しています。
でも通説の明智光秀ではありません。
本能寺の変の後、山崎の合戦で敗北するも生き残り、家康のブレーンとして権力を持ってゆきます。
有名な異説、120歳まで生きたとされる天海僧上光秀説に基づいた興味深い小説です。
こんな異説が存在する謎の多い人物です。
光秀に関する研究本も興味深いものが多いです。
「明智光秀・秀満」小和田哲男
本能寺の変は、非常に謎の多い事件ですが、諸説あり、独裁者信長の非道を阻止するために謀反を起こしたというのが、大和田さんの説です。
小和田さんはNHKの歴史番組でもお馴染み、麒麟がくるでは時代考証も担当していらっしゃいますので、参考になるのではないでしょうか。
今回オリジナル作品ですので、ネタバレ本に代わり参考にされると良いでしょう。
「麒麟がくる」のあらすじは?
どんなあらすじとなるのでしょう。
歴史的事実として、明智光秀とはどんな人物だったのでしょうか。
明智光秀も織田信長も時代とともに人物像が変わりつつあります。
織田信長も、改革者でありまた超合理主義者で有能な家臣を道具のように使い捨てたサイコパスだったと。
一方で実は保守的な人物だったという説もあるようです。
一方で明智光秀も、昔は謀反人であり悪逆非道な人物というのが通説でしたが、どうやら実物は違う様子。
足軽に至るまで配下の人々に気を配る人物だったことが、実存する書状でうかがい知れます。
信長の臣下にあって出世頭は秀吉ではなく明智光秀でした。
「麒麟がくる」ではどのように描かれるのでしょうか。
NHKは、「困難な時代を生きる名もなき青年の物語」と語っています。
池端俊策さんは「大きく変わろうとする時代を、ひとりの青年の成長を通して描いてみたい」と語っています。
光秀を軸とした青春群像劇だと。
先入観にとらわれず、どうやって自らの道を主人公達が開いていくのかを楽しみに見て行きたいと思います。
ドラマは明智光秀が20代青年の頃から始まるようです。
ドラマあらすじの下敷きとなる通説の流れを追ってみましょう。
明智光秀は斎藤道三を主君として仕えます。
斎藤道三といえば、油売りから身をおこし、主君土岐氏から美濃の国主の座を奪った、家臣が主君の座を奪う下剋上の典型的な人物。
その道三は息子義龍に破れ、やがて美濃は織田信長の手に。
明智光秀は越前朝倉義景に仕えます。
朝倉氏も斯波氏から領地を奪った典型的な戦国大名です。
明智光秀の人生が大きく動くのは、足利義昭との出会いです。
兄である将軍足利義輝が暗殺され、人物を便りながら自ら将軍となる野望をもち朝倉家を頼ります。
しかし、朝倉氏は動かず、光秀は信長につくことを義昭に進めるのでした。
この時、信長と明智光秀を繋ぐのに大きな役割を果たしたのは信長の妻であり、斎藤道三の娘である帰蝶だったのでしょう。
実は光秀の従兄弟だったという説もあり、ドラマの中でもそのような設定で、幼い頃から付き合いのある関係として描かれるようです。
明智光秀は足利義昭、織田信長に仕えることになります。
のちに義昭と信長は衝突、信長の家臣として信長の天下取りが近づくとともに、一番の出世頭となってゆきます。
信長の出世頭にあっては、恐らく大変な働き方だったことでしょう。
有能な家臣は使い倒すのが信長でしたから。
家康が信長を訪れた際、接待役を勤めますが、光秀が自分達の働きが報われ今の織田家の隆盛に云々の言葉が信長の耳にはいるや、信長から酷い折檻を受けたようです。
しかし、最後本能寺の変で信長に謀反を起こし信長を亡きものにした本当の理由はわかりません。
歴史の中で何があったのか。
本能寺の変をどのように描くのか、このドラマの終着点をどのように描くのかが注目点ですね。
謀反をおこし、天下人となるも、秀吉の中国大返しにより、山崎の合戦にやぶれ、敗走途中で小栗栖の竹藪の中で土民の手にかかり命を落とします。
明智光秀の人生には、戦国時代の面白いエッセンスがぎゅっと詰まっていて、面白いドラマになりそうです。
「麒麟がくる」の見所は?
何度か書いていますが、明智光秀を描くことにより、戦国時代のエッセンスを一気に見通すことが出来ます。
群像劇として様々な魅力的な人間像が見られそう。
今までにない新しい明智光秀像を見せてくれそなことです。
大御所池端俊策さんの脚本が王道の大河ドラマを見せてくれそうです。
池端俊策さんがNHKのホームページで語っている内容です。
歴史上の英雄たちは、時代によってその人物評が変わってゆきます。
新しい資料の発見も有りますが、時代の変化が人物の見方を変えてゆくのだと思います。
戦国時代、京都本能寺で明智光秀が織田信長を討ったという劇的な事件は、江戸時代の思考によって逆臣による反乱劇というレッテルを貼られ、その印象が後世にまで残り光秀像が作られてしまいました。
しかし、光の当て方により、光秀には別の顔が有ったのではないか、本能寺の一件は光秀と信長の関係を見直すことにより意味合いが一変し、歴史の転換点として深い意義を持つのではないか、そういう説に興味を持ちました。
「麒麟がくる」は、室町幕府という古い体制が崩れ、日本が近世近代へと駆け上がる前夜の混沌とした、しかし決然と前方を見据えた英雄たちが生き生きと走り抜けた時代だと思います。
そのど真ん中を走った光秀の新鮮な視点で、当時の英雄たちを、そしてその時代を活写できればと考えています。出典:NHKのホームページ
どんな光秀を見せてくれるのでしょうね。
役者さんたちの演技も楽しみです。
やはり期待は、主役を演じる長谷川博己さんの演技ですね。
どんな名演技を見せてくれるのか楽しみです。
そして、信長の妻帰蝶を演じる川口春奈さん。沢尻エリカの代役として大きなチャンス。
予告ではとても魅力的な姿を見せてくれていますよね。
見逃せないのが吉田鋼太郎さん。
信長に謀反を起こす松永弾正久秀役として魅力的な人物を演じ、話題になりそうな予感がします。
足利義昭役の滝藤賢一さん。
滝藤さんをキャスティングしたところに、時代に乗り切れなかった足利義昭の野望と挫折を濃密に描いてくれそうです。
「麒麟がくる」タイトルの意味由来は?
麒麟とは中国の神話に現れる聖獣です。
王が仁のある政治を行うときに現れる神聖な生き物とされます。
当時は応仁の乱の後、各地で戦が絶えない戦国時代、民は苦しみました。
「麒麟がくる」とは世の乱れを収め、平和な世をもたらす時代を希求する言葉です。
麒麟は日本橋に麒麟像があります。
麒麟は誰のもとに訪れるのか、いいタイトルですね。
余談、いだてんに登場した麒麟
実はいだてんにこの麒麟像が何度も登場していましたが、気がついた方はどれくらいいらっしゃったでしょう。
たぶんクドカンは、意図的に映していたのだと思います。
前半から後半にかけて、主役が交代する回、この麒麟の前で、中村勘九郎さんと阿部サダヲさんがすれ違いました。
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本ページの情報は2020年2月時点のものです。
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まとめ
2020年の大河ドラマ、「麒麟がくる」の原作は脚本、池端俊策さんのオリジナル書下ろしで、ネタバレ本はなく、池端俊策さんの制作意図をお伝えしました。
又、描かれる明智光秀の人生をあらすじとして書き記しました。
見所は、明智光秀を描くことにより、戦国の世を見通すことが出来、戦国時代という人気の時代を堪能できそうです。
「麒麟がくる」の麒麟とは、中国で王が仁ある政治を行う時に必ず現れるという聖獣で、平和な時代を希求する非常にポジティブな意味が込められているようです。
「麒麟がくる|原作ネタバレやあらすじ・見所!タイトルの意味由来は?」としてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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