秋の深まりとともに、「天空の回廊」と呼ばれる高野龍神スカイラインが、一年で最も美しい季節を迎えます。和歌山・高野山から龍神温泉を結ぶ全長約43kmの山岳ドライブコースは、紅葉シーズンになると色とりどりの景色に包まれ、ドライバーやツーリング愛好者、ハイカーたちで賑わいます。澄んだ空気と秋の光が織りなす大自然のパノラマは、訪れる誰もが心奪われる絶景です。
この記事では、2025年最新情報をもとに「見頃」「混雑」「駐車場」を中心に、初めて訪れる方にもわかりやすくご紹介します。
目次
紅葉の見頃:10月下旬~11月中旬
高野龍神スカイラインの紅葉は、標高差があるため長い期間にわたって楽しめるのが特徴です。
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護摩壇山周辺(標高1,300m付近):10月下旬〜11月上旬
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中腹エリア(標高800m付近):11月初旬
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龍神温泉付近(標高500m付近):11月上旬〜中旬
毎年、11月3日前後がピークになることが多く、標高の高いエリアから徐々に紅葉が麓へ降りてくるように色づいていきます。2025年も例年通りのスケジュールで進むと予想されますが、気温次第で数日の前後があるため、最新情報が入り次第追記予定です。
おすすめ紅葉スポット
1. 護摩壇山展望台
標高1,300mの山頂から見下ろす紅葉のパノラマは圧巻。空気が澄んだ晴天の日には紀伊水道や遠く四国まで見渡せます。早朝や夕方の柔らかい光の時間帯は、写真撮影にも最適です。


2. 恋小袖の滝
平家落人伝説が残るスポット。滝と紅葉が織り成す景観は、どこか切なく幻想的で、静かに滝の音を聞きながら深呼吸すれば、旅の疲れもリセットされます。
3. 五百原渓谷
ドライブ途中の車窓から紅葉が楽しめる絶景エリア。駐車スペースもあり、立ち寄ってのんびりと紅葉狩りや写真撮影を楽しむ人が多いスポットです。
4. 龍神温泉
紅葉狩りの締めくくりは、日本三美人湯に数えられる「龍神温泉」がおすすめ。美肌効果が期待できるなめらかな湯質で、日帰り温泉施設も複数あります。ドライブの疲れを癒すのにぴったりです。
国道311号線から大きな銀杏の木が見えます、福定大銀杏といい、宝泉寺境内にある樹齢、推定400年もの大銀杏で、町指定の天然記念物。
幹の周囲5.3メートル、高さは22メートル。
根元から高さ4メートルで幹が数本に分かれ、千本銀杏とも呼ばれています。

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混雑状況と回避法
紅葉シーズンは、休日を中心に混雑が発生します。特に護摩壇山展望台周辺や「道の駅ごまさんスカイタワー」付近は、午前10時を過ぎると駐車場待ちになることもあります。
混雑を避けるコツ
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朝7時〜8時には現地入り
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平日に訪問する
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龍神温泉側からアクセスして逆ルートで回る
また、カーブが続く山岳道路なので、渋滞時はこまめに休憩を取りながら安全運転を心がけましょう。
駐車場情報
紅葉シーズンには駐車場がすぐに満車になりますので、出発前に場所を確認しておくと安心です。
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道の駅ごまさんスカイタワー
普通車:約50台/大型車:4台/利用無料 -
道の駅龍神
普通車:約40台/大型車あり/利用無料
なお、スカイライン区間にはトイレがほとんどないため、道の駅で休憩を済ませてから紅葉ドライブを楽しむのがおすすめです。
アクセス
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高野山側から
京奈和自動車道「かつらぎ西IC」から国道480号経由で約80分 -
龍神温泉側から
阪和自動車道「有田IC」から国道424号・371号経由で約90分
カーブが多いため、運転に不慣れな方やバイク初心者は、時間に余裕を持ったプランがおすすめです。
道の駅ごまさんスカイタワーの駐車場を出てから、道の駅龍神の駐車場まで30キロの間トイレがありませんので、ご注意ください。両方の駐車場で止まってトイレ休憩をしておいた方が良いでしょう。
混雑した場合、途中にトイレ休憩できる駐車場がありません!
撮影&散策の楽しみ方
紅葉ドライブだけでなく、スカイライン周辺は軽いハイキングや撮影スポット巡りもおすすめです。護摩壇山展望台付近の遊歩道は初心者でも歩きやすく、約30分で紅葉の森を散策できます。ドローンは禁止されているエリアも多いので、カメラ片手に自然の音を楽しみながら歩くのが一番です。
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